うさぎあたまのわたしは、既にだいぶあの時の記憶が薄れている・・・。 いちばん印象に残っているのは、コリンに話しかけた時、じーっとこちらの眼を見つめて聞いていてくれたときのこと。コリン・ファースのメーリング・リストでも数人の人が書いていましたが、100%こちらの話に集中しています、という感じなのです。礼儀として、そういう態度を取ってくれる人はいますが、コリンの場合、身に付いたものではないかな。とにかく、その間は(1、2分ぐらい)、コリンとわたしは1対1だった。ONE
OF THEMではなかった。このとき、わたしは「コリンに一生ついていく!」と思いました。共演した女優さんが、いちいち彼に魅了されてしまうのも、無理はないと思います。アメリカの役者さんの、オープンな愛嬌振りまきとは全然違う魅力がありました。
さて、出待ちの様子を詳しく書きましょう。かなぶんさんと、ステージドアに回ってみると、誰もいなくてシーンとしています。変だなと思って、受付に聞いてみたら、コリンたちは、そこの階段(ロビーから、劇場に通じる階段)から降りてくるよ、と教えてくれたので、表で待っていました。1時間ぐらい待つことを覚悟していたのに、ほどなく、コリンが降りてくるでわありませんか!「それい!」と、でも騒ぎすぎないように気を付けて近寄り(たぶん。実は全然覚えていない)、ええと、まず話しかけたのかな? 「日本からこの芝居を観に来ました!」って。そしたら、コリンは「そうなの?」って感じで、「日本から芝居を見に来たんだって!」と斜め後ろの誰か(たぶん奥さん)に言って、次にサインください、とプログラムにしてもらって、握手もしてくれました(確か)。わたし、ちゃんとお礼言ったろうな。サインの時、名前を聞いてくれました。それから、「友達とわたしは、あなたに手紙を書いた」と言って手渡して、「読んでくれますか?」と聞いたら、「もちろん!」と答えてくれた。(確か(^_^;)
それから、狭いロビーを出て、入り口のところで今度はかなぶんさんが、ロンドンのお店で見つけたミスター・ダーシーのブロマイドにサインしてもらって、他の人もサインをもらって(この中にメーリング・リストのお姉さまがいたらしいです)、2枚ほどわたしはその様子を写真に撮り、それから、「写真を撮ってもいいですか?」と聞いたら(既に撮っていたくせに)、「もちろん!」と、な、な〜んと、わたしの肩を抱いてくれるではないですか! ひょえ〜! いや〜、もう、最高に幸せ、エンドルフィン出まくり状態でした。かなぶんさんの妹さんが、写真を撮ってくださり、次にかなぶんさんも一緒に撮ってもらって、最後は3人に握手してくれて、わたしは「明日も来る」と言ったら、コリンは何か言ってくれて(たぶん「ロンドンの観光を楽しんでくれ」とかなんとかだったかな?)、彼は去っていったのでした。
握手は、暖かい手で、気持ちよかったです。肩抱いてくれたとき、ほんのり良い匂いがしました。(他の人は、何も香水の匂いはしなかったと書いていましたが) 握手してもらった瞬間て、やっぱり「もう絶対洗わない!」って思いますね。
それから、かなぶんさん姉妹とお茶をして、地下鉄の時間があるからそそくさと宿に引き上げました。(続く)
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